足三里(あしさんり)~胃腸の不調に~
足三里はとても有名なツボで、文学や落語、歌舞伎などにも登場しています。
松尾芭蕉の「奥の細道」にも足三里にお灸を据えていたと記述があるほどで、胃腸の不調や足周りの不調などに効果があるとされる大切なツボです。
足三里(あしさんり)の効果
効果:下痢や腹痛等の胃腸不調/膝の痛み/足の疲れ/歯痛/疲労回復 等
足三里(あしさんり)は胃とつながりのあるツボで、腹痛、下痢、嘔吐などの胃腸不調のほか、疲労回復、足の疲れ、むくみにも良いと言われています。
また、膝の痛みやしびれなどの症状のほか、歯痛、歯槽膿漏などにも効くとされています。
まさに万能のツボですね!
足三里(あしさんり)の場所
場所:膝のお皿の下端から指4本分下がった所
図
膝の外側、お皿の下から指4本分下がった、いちばんくぼんでいる場所。向こうずねの外側です。
膝のお皿のすぐ下にある外側の窪みに人さし指を添え、指幅4本そろえて小指が当たる部分、向こうずねの外側がちょうど足三里です。
自分でできるツボ刺激
太い骨にそった位置にあるので、中指や親指が力が入りやすいと思います。
ゴリゴリと動かすと筋(スジ)を痛めてしまう恐れがあるので、自分の足に体重を掛ける感じでグーッと押すイメージがいいでしょう。3~5秒ほど押してゆっくり離す・・ を数回繰り返してみてください。
また、昔の人の言うように、温熱刺激としてお灸もとても気持ちいいですよ。ジワ~っとあったかくて、「ふぅ~・・」とため息が漏れちゃいます。
自分でできる やさしいお灸