反射区とは?
「反射区」とは、身体の各器官や内臓に繋がるとされる末梢神経の集中している場所・範囲のことです。
この反射区を押したりもんだりと刺激することにより、その反射区と関連のある器官と生理機能が反応して血液循環が良くなり、不快な症状が軽減・解消することができると言われています。
例えば反射区の「胃」の場所を刺激すると、実際の胃の働きも活発になるという仕組みですね。
反射区は、ピンポイントで刺激する必要のあるツボとは違い、一定の範囲(ゾーン)にあります。
どの部位がどの臓器に対応するかは反射区図表で確認することができます。
足の裏の地図のようなものですね。
面白いことに、人体と足の裏の反射区の位置関係には相関があり、例えば、、
- 頭部は左右の親指
- 胃は土踏まずの辺り
- 生殖器はかかとの方
にあります。
反射区表を生み出したのは?
リフレクソロジーはアメリカが発祥と言われています。
アメリカ人医師であるウィリアム・フィッツジェラルド(1872年 – 1942年)が、手術中の患者がベッドの梁などに手足を押し付ける行為を観察し、これを医学的に研究したところ痛みを和らげる効果があることがわかり、「ゾーン・セラピー」という本を発表しました。
その後アメリカの理学療法士、ユーニス・イングハム(1899年 – 1974年)がこれを発展させ、足の特定の部位(内臓反射区)が身体の各部位に対応していることを突き止め、「フットチャート」(足の地図)を作りあげました。
フットチャートは「足裏反射区図」と呼ばれ、”点”ではなく”面”としてとらえているところに特徴があります。